自爆しやすい人へ(イライラ・鬱っぽさ)対策

前回の記事「自爆しやすい人へ:原因」の続きです。これは春だけではなく通年通して活かせる内容ですので、知っていて損はない内容かなと思います。

一般的な対策としては①基本のカラダ作り②環境設定③思考養生の3つからアプローチしていきます。


私がお伝えしている東洋医学の養生法では基本的には「陰陽バランス」を中心に原因と対策を立てていきます。
陰陽バランスが整うといわゆる「ニュートラル」な状態になるのでアクセルもブレーキも踏める「自由」な状態となります。

様々なアプローチをしながらニュートラルな状態を目指していきます。


一つ一つ簡単に見ていきましょう。

①基本のカラダづくり(通年・季節)
・食養生(基本的栄養素を摂る、不要なものを避ける※過剰な糖や質の悪い油など)
・運動(簡単なものでいいから定期的に続ける、特に下半身を動かす)
・睡眠(時間と質)
・四季養生(季節に合わせた生活)
これはまた追々綴っていきます。東洋医学の基本講座もここからスタートします。全てはここから。
一朝一夕でカラダ作りはできません。基礎を築くには積み重ねと経験が必要です。全てに言えることです。

②環境設定
・内省型(前回の記事参照)の方は、軽く動くことで発散することが大切です。
休みの日は小さくてもいいので簡単な予定を入れておきましょう。
・外に意識が向いてイライラしてしまう方は、うまく「流れ」や「スペース」を作っていきましょう。
休憩の取り方、断捨離、ストレッチなどをして環境を整えていきます。


ここからそれぞれのパターンで簡単に解説していきます。

まずは内省型の方、陰陽バランスで見れば内省は陰に入っている状態です。
「動きたくない」「誰とも話したくない、会いたくない」「一人で引き篭もりたい」
鬱っぽさが強くなりすぎると引きこもりがちになり、何をするのも面倒になってしまいます。
例えば着替えるのも面倒、メイクも面倒、動くのも面倒、出かけるのも面倒という状態です。
スマホを片手に1日が終わっている、SNSを見て焦る、何もできなかった自分に落胆しさらに鬱っぽくなる、私の人生終わってる、なんてことまで振り切ってしまうが起こりやすいのです。

ゆっくり休むことが休息にならずに鬱っぽさを引き出す因子になっているパターンです。
このような方は「疲れない程度」の予定を強制的に入れて実行するようにしましょう。
そうすると「小さな達成感」と「動くことで良い興奮(陽)」が得られるため陰陽バランスが整います。
近所のスーパーに買い物に行く、とか簡単なことでいいですからね。

外に意識が向いてしまう方は、針で刺すと爆発してしまうような風船のようになっているパターンが多く見られます。
「遊び」の部分がなくなってるんですね。
「遊び」がなくなると想像力、創造力・楽しさなど皆無になってしまいます。
責任・義務・やらなければ・焦り・自己犠牲とも言えるほどの追い詰め感が発生し(適度に発動すれば長所でもあるのだけど)コントロールの先が他へ行ってしまうことがあります。
私はこんなにやっているのに、こんなにしんどいのに、なぜあの人はやってくれないのか?という問題のすり替えが起こってしまいます。

なので、強制的に「スペース」を作る必要があります。
具体的な方法としては
・血流を良くする(野菜を多く食べる、脂っこいもの、砂糖を控える、運動する)
・関節や筋肉のこわばりを緩める(ストレッチ、陰ヨガ)
・定期的な休憩をとる(ポモドーロテクニックなど活用)
・予定を詰め込みすぎない
・モノを減らすなど

どちらのパターンも大切なことは根本的な問題解決は目指さなくていいということです。
感情のコントロールは要りません。
そもそもそれができないから落ち込んだりイライラしているので、感情はついてこなくてもいいです。
感情を変えられない分、環境を整えると思ってください。

③思考養生
否定的な方向への注意をコントロールする練習をする。

どちらのパターンの方にも共通して言えることは自分の注意を「肯定的」な方向へ向けることです。
それだけで人生が変わります。これは確実に。
ただこれには練習が必要です。
「肯定的」な段階まで行かなくても初期段階として「否定的な方向への注意をコントロールする」ことを練習していくといいです。
基本的に人間の脳の仕組みとして「否定的」な方向へ向くようになっています。
もっと言えば練習をしても「否定的」な方向へ行くのですが、それに「気づく」ことが大切なのです。
「あ、また否定的な方向に意識が向いてた」それだけですでに注意が否定から外れるからです。

例え一日グダグダした日があったとしてもゆっくり休めたから明日からフル充電で動ける!とか、イライラの対象の良いところを探してみるとか(もちろんブラックすぎるパターンは除く)、そこで②の環境設定をある程度パターン化していけるようになると、結構ラクになると思います。

イライラと鬱っぽさの対策について、何かご参考になればと思います!!

ではまた。

Maki

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