季節の変わり目「土用」の時期とは?
4/17から春の土用入り、5/6の立夏の前日である5/5までを春の土用と言います。
土用とは一言で言えば「季節の変わり目」です。
陰陽五行・二十四節気では立春・立夏・立秋・立冬を節目に季節が変わりますが、その前の変わり目の時期を土用と言い、字のごとく「土の気」が変わる時を表しています。
夏の土用が1番有名ですが、春夏秋冬のすべてのシーズンに土用は存在しています。
土のエネルギーが入り乱れるため、土用期間の土いじりは昔からあまり良しとされていません。
農作物などは育ちがイマイチになることもあるそうです。
土とは言い換えると「場」とも言えます。
なので場のエネルギーが不安定になる時期とも言われています。
地に足がついていないような落ち着かない時期
変化が激しい時期
なんか物事がスムーズに行かない時期
と捉えていただくと分かりやすいかなと思います。
土用の特徴
土用期間の大きな特徴として「破壊」から「浄化・再生」へのエネルギーの流れがあります。
今の時期であれば「春」という季節のエネルギーを破壊し浄化と次の「夏」のエネルギーに再生し、季節をバトンタッチするような時期と考えます。
自然界はいつもこの「破壊→浄化→再生」という流れでバイオリズムが進みます。
土用不調の特徴:カラダもココロもモヤモヤ、だるい、無気力
土用不調あるある〜カラダ編〜
・甘いものが無性に食べたくなる→低血糖症を招く
・食べ過ぎ、過食→低血糖症を招く
・低血糖症によりさらに甘いもの、食べ過ぎのループにハマる
・食べ過ぎで消化できなかったものが腸内で腐敗する
・便秘、有毒ガスの発生につながり、体内に充満
・カラダが重くだるい、慢性疲労のような状態を引き起こす
対策として甘いものはできるだけ控えること、少食で消化に優しいものを、よく噛んでゆっくり食べること。
とはいえ甘いものが食べたくなる時期でもあるので、干し芋や甘栗などを準備しておくといいと思います。
土用不調あるある〜ココロ編〜
・浮き沈みが激しい(鬱っぽさとイライラ・興奮が交互にくる感じ)
・未来が不安になる
・過去がフラッシュバックしクヨクヨする
・周りに流される、飲み込まれる
自分の気も不安定になるような状態ですね。
土用を乗り切るポイント:元気な方も繊細さんも
いつもは不調とは無縁の元気な方も心身ともに不安定になりやすい時期なので気をつけることが大切です。
渋滞に巻き込まれるなど足止めを食らう、電化製品が壊れやすくなる等、、、
物事が停滞しやすくイライラを招きやすい時期でもあります。
特に繊細な方々、発達障害傾向の方(HSPやエンパス含む)は元々持っているバリアのような「気」が繊細なのは事実なので、さらに気をつけて過ごす必要があります。
このような方への1番のアドバイスは「あまり意識しすぎないこと」です。
「土用が来る」
「体調やメンタルが不安定になるかもしれない」
予防策としてなんとなく頭に入れておくことはいいのですが、
「土用が来ることで私は不調やメンタル波が来るかもしれない」と思いすぎることで「意識が実態を与える」という悲劇を招きかねません。
そうするとせっかくの長所である「繊細さ」が「自己否定の因子」になってしまいます。
それは本当に本当にもったいない。
不調になったらなったで「自然界のエネルギーと共鳴しててやっぱり私すごい」「私は宇宙の波に乗れてる」くらいに流しましょう。
土用の時期は…
イメージでは地上の気がグルングルン渦巻いているような感じなので、まっすぐにスムーズに進めないことがあってもあまり気にせず、無駄に抵抗せず行きましょうということです。
もがいたところで空回りしてしまうだけかもしれません。ただ落ち着いて乗り越えると「うまく変化できる」時期でもあります。
焦らず慌てず落ち着いて不安定の中にも安定を見つけることができるとうまく変化につながります。
土用を「ステップアップの時期」に活用するポイント
具体的におすすめなアクションプランとしては「小さなやるべきことを着実に進めること」
そうすれば不安が安心に変化し、土用が終わる頃にはスモールステップながらも着実に前に進んでいることに気づくでしょう。
焦らず大きなステップを踏もうとしないことが大切です。
空回りすることもあるし、足元を掬われることもあります。
土用はそういうエネルギーだし、自然界と人間は共鳴しています。
特に共鳴しやすい繊細さんは特に注意しましょう。
周りにもそういう方が多くなります。
大きなステップを踏もうとしている人を見て、焦る気持ちは出てきても、「あ、これが土用の仕業なのだな」と客観視していきましょう。メタ認知の練習になります。
それができればほんとに素晴らしいです。
次回は土用つながりで土のエネルギーを持った人についての特徴と強みの活かし方を書いていきますね。
ではまた。
Maki